コロナ禍以降、海外に行く機会も増えました。
今回は、近いようで少し遠い国、中国へ旅行する際の参考情報をご紹介したいと思います。
2024年5月時点で中国へ行くには日本人はビザが必要です。
通常、ビザの獲得は、申請から1ヶ月ほどかかります。
しかし、思い立ったその日に中国に行く方法があります。
それが、香港から深圳へアライバルビザで入国するというものです。
香港から深圳にアライバルビザで入国する方法に関する記事は、2024年5月時点でそこまで多くなく、また最新の状態でないものも多数存在するため、5月に訪中した筆者の経験をもとにこちらの記事を執筆させていただきます。
こんな方におすすめ
- 香港から深圳への入国を考えている方
- 中国への旅行や滞在を計画している方
- 香港の空港や深圳への入国手続きに不安を感じている方
- 旅行中にスムーズな移動や手続きをしたい
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、
- 訪中回数の合計が約30回
- 中国留学経験あり
- 世界中を旅して訪問国家数の合計が33カ国
(本ページは一部プロモーションが含まれています)
香港国際空港到着!
羽田から約5時間、香港国際空港につきました。
LCCで香港へ行ったこともありイミグレまでは空港内の無料モノレールを乗り継いで向かいます。
平日朝の6時ごろ到着したのですが、それでもそれなりに人がいました。
通常の国の入国と同じように香港のイミグレと検疫検査を通過します。
朝8時前に到着したせいか空港はガラガラだったので、1時間くらいで香港への入国を済ませることができました。
乗合バンのチケット購入
入境まで行くにはいくつかルートがありますが、今回は比較的空いているとされる皇岗口岸に乗合バンで向かうことにしました。
出口を出て左にずっと進むとチケットを買う場所があります。(2,3分歩きます)
「皇岗、想去深圳(ホワンガン、シャンチージェンジェン」と言うことで必要なチケットを買うことができます。
筆者が訪中した2024年5月現在、カウンターは5つあり、そこに行くとスタップのみんなが「こっちこっち」と手を招きます。
どこのカウンターでも値段は全部同じだと言われましたが、乗合バンなので人数がより早く集まった方が、早く出発します。
金額は150元(3,000円)でした。
チケットを購入するとシールを渡されますので、こちらを胸辺りに貼り付けます。
5分ほど待つとオレンジ色のジャケットを着た人が声をかけてきます。
この方達は乗客の胸に貼ったシールを目印に声をかけてくれます。
バスに向かう途中、2人の日本人に会いました。
彼らは1日前に香港から深圳へのイミグレを狙ったのですが、入国時間が16時を過ぎていたため入国が叶わず、香港に帰されたそうです。
入国時間には注意が必要です。
筆者がこのルートを利用した2024年5月では、イミグレの営業時間は9:00-17:00でした。
営業時間のギリギリに行っても追い返されるリスクが高いのでなるべく午前中に皇岗に行くことをお勧めします。
というのも、1人あたり少なくとも30分はかかるので、香港から深圳への入国希望者がたくさんいるとゆうに17:00を過ぎてしまうからです。
さらにイミグレ窓口には昼休みがある(時間はまちまち)なのでお昼時も避けた方が良いでしょう。
さらに、国籍により入国時に支払う金額が大きく異なります。
日本人は3000円ほどですが、アメリカ人の場合は約10倍の30000円です。
(日本人でよかった…)
40分ほど経つと目的地の皇岗に到着しました。
乗合バンのメリット
皇岗経由で深圳に入る方法はいくつかあります。
もっと安いものではバスがあります。
バスだと1,000円ほどで皇岗まで行くことができますが、入国時に一度バスを降りる必要があります。
一方で乗合バンだと、車内でパスポートを運転手に渡し、日本で言う高速道路のETCにいるおじ様のチェックを受けることで、車を降りずにイミグレの建物まで行くことができます。
この辺りは雨季が長く雨が降りがちなので、車から降りる降りないでその後の旅の快適さがだいぶ変わるなと筆者は感じました。
パスポートのやり取りは車内のメンバで協力し後ろの人からパスポートを運転手に渡して、入境のおじさんに渡しました。
バンには中国人2名と日本人4名が乗り合っていました。
イミグレ到着後
イミグレの入り口、すぐ左側に口岸ビザという入り口があるのでそちらの入り口でアライバルビザ申請の書類を記入します。
申請書類記入
記入する台に記入の見本があるので安心ください。
裏もきちんと記入しサインしましょう。
写真撮影
書類を書き終わると、続いて写真を撮ります。
こちらの写真撮影は無料です。
高さに合わせてカメラが自動で上下してくれるので楽です。
写真撮影が終わると機会からレシートが発行されます。
写真が盛れた方もそうでない方も、レシートに印刷された白黒の簡易的な写真にがっかりするでしょう。
でも大丈夫です。
ビザにはきちんとカラーの写真が印刷されます。
その後、写真機の横にある窓口に書類と写真のレシートを提出します。
支払い
待つこと15分後、支払いを求められます。
筆者は130元をクレジットカードで支払いました。
窓口の向かいには椅子が4つありそこで、2、30分待つように言われました。
スタッフの言葉通り、30分経たない頃、無事にビザが発給されました。
深圳へイミグレ
続いて中国大陸へのイミグレです。
イミグレに必要な用紙を記入します。
ただ、この用紙がが切れがちで基本記入台にないので、紙がない場合はスタッフに「没有纸张(メイヨージージャン」といって用紙を入手しましょう。
用紙を記入して「中国海关」を通過したら無事に深圳に無事入ることができます。
筆者は以下のような質問を受けました。
中国に留学していたのか?(おそらく、入国理由に、筆者が中国の大学のクラスメイトに会うためと記入したため)
何日深圳に滞在するのか?(アライバルビザの期限である5日を超えないか確認するため)
もっと苦労するかと思いきや、意外とすんなり入国することができました。
後ほど中国の知人に聞いたのですが、こちらの皇岗から入国する人は少ないと言います。
少し前まで、皇岗の税関は主に貨物専用だったため、人が利用することはあまり多くないとのことでした。
多くの人は香港から「羅湖」を使って中国大陸に入国するようです。
皇岗は穴場と言えば穴場ですが、その分対応してくれるスタッフも少ないので、いずれにしてもお昼前に皇岗に到着し早めの手続きを実施することをお勧めします。
香港国際空港に到着してからわずか4時間少しで深圳に入ることができました。
まとめ
香港から深圳への入境手続きは、香港国際空港から皇岗口岸を利用する方法がありますが、その手続きにはいくつかのポイントがあります。
まず、深圳入境の営業時間や料金、さらには国籍によって支払う金額が異なることを把握することが重要です。
また、入境時には必要な書類や手続きがありますので、事前に準備しておくことがスムーズな入国を実現します。
また、深圳入境の穴場として皇岗口岸を利用する際には、混雑を避けるためにお昼前に到着し、早めの手続きを心掛けることをお勧めします。
これらの情報を参考にして、安心して深圳への入境を行い、中国旅行を楽しんでください!