香港からマカオに入る情報は多くありますが、深圳からしかもフェリーでマカオに入る情報が少なかったので、筆者は調べるのに少し苦労しました。
なので、今回筆者が実際に利用したルートと方法をこちらに記したいと思います。
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こんな方におすすめ
- 深圳からマカオへのフェリー旅行を計画している方
- 初めて深圳やマカオを訪れる方
- 深圳やマカオの交通手段について知りたい方
- 深圳やマカオのフェリーターミナルや入国手続きに不安を感じている方
- バスやマカオカードの利用方法について知りたい方
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、
- 訪中回数の合計が約30回
- 中国留学経験あり
- 世界中を旅して訪問国家数の合計が33カ国
(本ページは一部プロモーションが含まれています)
香港からアライバルビザで中国に入る方法はこちらをご参考ください。
蛇口〜マカオ島のフェリー移動
当日焦ることがないように、ネットでチケットを購入することをお勧めします。
週末混んでいる時はチケットが買えないこともあるそうです。
チケットは5,000円/人ほどでした。
予約が完了するとメールで予約完了の旨連絡があり、QRコードを表示することが可能となります。
筆者はこのQRコードをいつもスクショして、当日万が一ネットが繋がらなくても搭乗ができるようにしています。
今回利用したフェリーは深圳市内の华强北から約40分ほどの場所にある「蛇口」という場所からマカオに出発します。
フェリーターミナルの名前は「蛇口邮轮中心」という場所です。
英語だと「Shekou Cruise Center」と言います。
妻と2人旅をしていた筆者は荷物が多かったので、蛇口のフェリー乗り場にはタクシーできました。
タクシーを利用する場合は以下の住所を打ち込むことでフェリーターミナルに辿り着くことができます。
深圳市蛇口招港客运站码头广场地上停车场二-出入口 深圳市南山区
中国はタクシーがとても安く、40分の道のりでも50元(1,000円)ほどで来ることができるのでとても便利です。
一昔前は行き先を口頭で運転手に伝えることが必須でしたが、今は中国版UberであるDiDiを使い、一言も話さずに目的地まで辿り着くことができるので中国語ができなくても心配する必要はありません。
フェリー乗り場はとても大きくて綺麗な場所でした。
筆者がこの乗り場を利用したのは日曜日でしたが、なぜかガラガラでした。
マカオ行きの搭乗口は2階にあります。
チケットの受け取り
搭乗口近くにチケット販売機がありますので、予約時に入手したQRコードを機械にかざしてチケット引き出しましょう。
「自助票」という看板が目標です。
チケット販売機はこのようなものです。
「取票」というボタンを押して、次に「扫码取票」を押します。
QRコードをかざしてチケットを出力します。
深圳は人が皆優しく、あまり日本と変わらない印象を受けました。
以前北京に住んでいた時は、イライラすることが多く、筆者もそれに負けないように戦闘モードが多かった気がしますが、今回の旅では全くそのようなことはなく、むしろ日本とあまり変わらない精神状態でいることができました。
フェリー乗船
遅くとも搭乗時間の30分前にはチケットをかざしてゲートを通ります。
この時、空港とは異なり、飲み物や食べ物は持ち込むことができます。
その後、関税通過します。
一応出国ということで、中国を出る時のスタンプが押されます。
そのあとは、飛行機と同じようにフェリー搭乗口に向かいフェリーに乗ります。
ここまでおおよそ20分弱。
とてもスムーズなオペレーションにとても驚きました。
いざ船に乗り込むと、中国の連休(勤労感謝の日)より1週間早かったからか、フェリーの中はガラガラでした。
キャパの2割ほどしか乗客がいません。
添乗員さんに「今日は空いているから好きなところに座って良いよ」と言われました。
フェリーに揺られること40分、マカオの港に到着しました。
ちなみに、この船、かなり揺れます。
なので、船のなるべく中心の席を取ることをお勧めします。
マカオの港が近づくとマカオタワーやアジアとは思えぬカラフルな建物が近づいてきます。
マカオ入境
さて、マカオにつきました。
ここからマカオへのイミグレが始まります。
イミグレと言っても書類を記入したりすることはなく、パスポートを提出してマカオ入国のレシートをもらいます。
このレシート、ホテルチェックイン時に必要とされるので、無くさないようにパスポート共に大切に保管しておきましょう。
イミグレ開始から入国まで約15分ほどでした。
フェリー乗り場からホテルへ移動
出口を出ると目の前に両替所がありますのでこちらで両替することをお勧めします。
バスを乗るにはマカオカードが必要ですが、なぜかマカオカードはこの場所で販売されていません。
おそらくメインの入国ルートではないため、すでにマカオに来たことがある人や中国大陸本土から来る中国人をメイン利用客に定めているからだと想像します。
MPayというマカオのスーパーアプリもありますが、チャージにはコンビニに行く必要があります。
しかし、コンビニはこの場所にないため、チャージができないため実質利用不可です。
マカオカードと呼ばれるスイカ的な交通カードも存在しますが、こちらもこの場所では購入することができません。
上記いずれの情報も異なるフェリーターミナルのスタッフに伺ったので、間違い無いと思います。
中国では必須のAlipayやWechtPayも中国国内の身分証を紐付けでいないと、マカオのバスには乗ることができません。
筆者はもちろん中国の身分証を持っていないので、中国大陸で使えていたこれらのアプリはマカオで利用することができません。
マカオ入国後、街でAlipayなどの利用を試みましたが、使うことができませんでした。
よって、初回は現金でバスに乗るしかないのです。
ここで気をつけなければならないのは、バスではお釣りが出ないということです。
両替時に細かいお金をもらうようにしましょう。
「你能把它换成小硬币吗?」と伝えるか、紙に書いてスタッフに言うと対応してくれるケースがあります。
筆者はお釣りが出ると思って20パタカをバスの入り口にあるお金入れに入れてしまいました。
運転手からは「ベリーグッド」と言われましたが、お釣りが返ってこなかったので、通常よりも4倍ほどのお金を支払ってしまい、悔しい思いをしました。
マカオカード購入
マカオカードは市内についてからスーパーやコンビニで購入しましょう。
ちなみにマカオは中国大陸と異なり、GoogleやFacebookなどを使うことができます。
なので道の検索も日本と変わらずにGoogle Mapで実行することができます。
筆者はホテル近くのセブンイレブンで購入しました。
「要买澳门卡(ヤオマイアオメンカー」といって、買うことができます。
チャージは現金のみです。
クレジットカードやAliPayなどは使えませんのでご注意を。
現金はマカオパタカはもちろん、人民元も使えます。
マカオでは基本的に人民元が使えます。ただしお釣りはマカオ・パタカです。
バスに乗る時はこのカードを機械にかざします。
1回の乗車は3マカオパタカ(60円)です。
チャージが必要な場合は「便利店」と書いてあるコンビニで店員さんに現金を渡して依頼をしましょう。
マカオの銀行口座を持っている人はアプリでチャージができるようです。
そんな方は多くないかもしれませんが…一応。
まず、MPayをダウンロードします。
こちらの、左から2つ目のタブにある「MPay」をクリックし、右上に表示される「My MPay Card」をクリック。
スイカをスマホに入れる時の同じように、マカオカードをスマホにかざすとスマホ内にカードを表示させることが可能となります。
ただし、筆者の場合、このアプリはカードにどれくらい金額が入っているかを確認できるのみでした。
チャージはできず、また、スマホをかざして支払いをすることもできませんでした。
ただしコンビニは至る所にあるので、お金がなくなってもこまめにチャージすることができますのでご安心ください。
まとめ
マカオへの深圳からのフェリー旅行の手順をまとめると以下の通りです:
深圳からマカオへのフェリーは混雑することもあります。
そのため、事前にネットでチケットを予約しておくことをおすすめします。
特に週末は混雑しやすいので、余裕を持って予約しましょう。
深圳の蛇口にあるフェリーターミナルへのアクセスはタクシーが便利です。
住所を伝えれば簡単に到着できます。
タクシーは深圳では安価なので、便利に利用しましょう。
フェリーターミナルでは、事前に予約したチケットを引き換える必要があります。
自動機が用意されているので、予約時に受け取ったQRコードを読み込んでチケットを入手しましょう。
フェリーに乗船する際には、関税通過が必要です。
マカオへの入国手続きは比較的スムーズです。
パスポートを提出して入国レシートをもらい、必要に応じて通貨を両替しましょう。
マカオでは公共交通機関を利用する際にマカオカードが必要です。
スーパーやコンビニで購入可能ですが、フェリーターミナルでの販売は行われていないため注意が必要です。
バスを利用する際には、細かいお金を用意することが重要です。
バスではお釣りが出ないため、両替時に小銭をもらうようにしましょう。
深圳からマカオへのフェリー旅行は、手順を把握しておけば快適に楽しむことができます。
このガイドを参考にして、安心して旅を楽しんでください。