この記事では、2024年5月に中国に旅行に訪れた筆者が実際に中国で電話番号を作った流れを丁寧に説明していきます。
現地で申請をしながらメモした情報をもと執筆していますので、正確性は高いと思います。
こんな方におすすめ
- 中国を旅行する予定のある方
- DiDiや美団自行车などのアプリを利用する予定のある方
- 中国滞在中にSIMカードを入手したい方
- 旅行中に現地の先進的なサービスをスムーズに利用したい方
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、
- 訪中回数の合計が約30回
- 中国留学経験あり
- 世界中を旅して訪問国家数の合計が33カ国
中国現地での電話番号入手までに、ネットを繋いでおきたい方は以下のようなサービスを事前に利用登録しておくと安心でしょう。
(本ページは一部プロモーションが含まれています)
中国で電話番号を入手するメリット
中国旅行で中国現地の電話番号は必須ではないものの、持っているとかなり効率的に旅をすることができます。
今回の旅だけでも実際に筆者が電話番号を求められたのは以下のケースです。
中国で電話番号が求められるシーン
- タクシー利用時:DiDi(タクシー)利用登録時に認証番号をSMSで受信する必要あり
- 銀行口座作成時:ユーザー情報登録時に中国国内の電話番号が問われる
- シェアサイクル利用時:美团自行车(シェア自転車)利用登録時に認証番号をSMSで受信する必要あり
- マカオのスーパーアプリ利用時:アクティベートする際に電話番号の登録が必須
意外かもしれませんが、旅行者が中国で電話番号を作ることはとても簡単です。
中国で電話番号を入手する方法
では早速、電話番号を作成する手順を確認してみましょう。
スムーズに行けば30分ほどで入手することが可能です。
中国の電話番号作成5ステップ
- 中国キャリア大手「中国移動」へ入店
- 利用プランを選択
- 本人確認書類提出
- 電話番号選択
- 料金支払い
中国キャリア大手「中国移動」へ入店
中国を歩いているとよく目にする「中国移动」というお店に入ります。
筆者は、大手キャリアであるこの中国移动をおすすめします。
これは日本で言うドコモやau的な、中国における主要キャリアです。
お店に入ってからSIMカードを作りたい旨伝えます。
中国語で「我想制作一张 SIM 卡(ウォーシャンジズオイージャンSIMカー)」と言うのですが、「办SIM卡(バンSIMカー)」でも通じます。
このブログ画面で直接、上記中国語をかざしても良いですし、難しい場合は紙に事前に書き写しておくことをお勧めします。
尚、後の工程で出てくる写真撮影は、上の写真のPC横にある小さなカメラで実施します
利用プランを選択
中国移动では、長期プランと短期プランの2つがあります。
長期プランでは、今後の支払いを確約する分月当たりの金額が抑えられています。
筆者がSIMカードを作った5月は39元/月でしたので、日本円で大体800円/月ほどでした。
短期プランだと48元/月だったので差額は10元(200円/月)ほど。
今後も定期的に中国に来る可能性のある筆者は長期プランを選びました。
本人確認書類提出
続いて、パスポートを提出し、受付カウンター横にあるカメラにて写真を撮られます。
パスポートは护照(フージャオ)と言います。
電話番号選択
そしてしばらくすると、好きな電話番号を選ぶように言われます。
だいたい50個ほどの選択肢の中から好きな電話番号を選びます。
「覚えやすいように一番簡単な番号を」と伝えると、「これ」と1番目の番号を言われたので、絶対適当だと思いつつ、おすすめされた番号に決めました。w
次に電話番号が書かれたパネルを渡され、胸辺りの位置に持つように言われます。
犯罪者が入所時に名前を書かれたパネルを持ち写真を撮られるのと同じ要領で、携帯番号とともに顔写真を撮影します。
料金支払い
支払いをするように求められますので、日本であらかじめクレカを紐づけておいたAlipayで1年分の費用を支払います。
筆者の場合は、データ利用料の39元/月×12ヶ月と電話番号発行料の100元で、合計568元(約11,000円)でした。
支払いが済むと電子サインをパネルにするように言われますので、サインを行います。
パスポートと同じサインが良いでしょう。
紙にもサインをするように依頼されますので、こちらもサイン。
ここまでくればもう安心です。
スマホを渡すように言われますので、素直にお渡しします。
するとスマホにSIMカードを入れてくれます。
こちらで無事に中国の電話番号をゲットすることができました!
無事にアカウントが開通すると、(iPhoneの場合)スマホ左上に「中国移动」と言う文字が表示されるようになります。
入店してから電話番号発行までおおよそ30分ほどです。
さすが中国。
細かい説明などはなくやるべきことを淡々と進めてくれます。
筆者はこの辺りの中国の進め方が大好きです。
中国で電話番号を入手する上で必要な中国語
最低限知っていたり、見せたりすることでやり取りがスムーズに行くこともあるかと思いますので、役立ちそうな中国語をこちらでご紹介したいと思います。
- 我想制作一张 SIM 卡(SIMカードを発行したいです)
- 办SIM卡(SIMカードを発行したいです)
- 我想要一个长期的(長期プランのものにしたいです)
- 我想要一个短期的(短期プランのものにしたいです)
- 多少钱?(いくらですか?)
- 能信用卡吗?(クレジットカードは使えますか?)
- 是否已成功完成付款?(無事支払えましたか?)
- 每月可使用多少 GB?(何GBが使えますか?)
- 可以使用几个月?(何ヶ月使えますか?)
- 怎么加钱呢?(お金をチャージするにはどうすれば良いでしょうか)
- 我来中国旅游的(中国には旅行できています)
中国語に興味が出てきた方は、以下のような中国語スクールでまずは体験レッスンから始めてみても良いかもしれません。
まとめ
中国での旅行中に現地の電話番号を持つことは、旅をよりスムーズかつ効率的に進めるためにあるとベターです。
タクシーやシェアサイクルの利用、銀行口座の作成、さらにはアプリの利用など、様々な場面で現地の電話番号が必要になることがあります。
今回は、筆者自身が中国での旅行中に電話番号が必要になった具体的なケースを挙げながら、中国移動という大手キャリアでのSIMカード取得手続きの流れを詳しく紹介させていただきました。
中国移動でのSIMカード取得手続きは非常にスムーズで、30分程度で完了することができます。
中国移動などの大手キャリアでのSIMカード取得手続きは簡単で迅速なので、旅行前に手続き方法を把握しておくことをおすすめします。