そんなあなたのために私の実体験をご紹介します。
結論
ヴィンテージオメガをオーバーホール+修理を行った結果、合計81,400円でした。
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、
- 1950年代のビンテージオメガを1本所有
- ビンテージデニム4本を所有(501XX・501ビッグE・501 66前期・505 66前期・507XX)
- ファッションブログを2年ほど運用
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(本ページは一部プロモーションが含まれています)
結論:見積書を公開
こちらが実際の見積書です。
オーバーホール(OH)が22,000円という破格の値段でした。
時計屋さんによると、オメガのメーカーに頼んだ場合、OHだけで63,800円~とのことです。
純正ではないだけで60%以上オフなのは怪しいと思い、その理由を聞いてみました。
この時計屋さんはかなり親切でして、正直に理由を教えてくれました。
家賃と従業員の給料、広告料をぐっと抑えていることが理由のようです。
私の場合はOHに加えて時計パーツのダメージがひどかったので追加で修理費用が掛かりました。
詳細は後ほど写真とともにご紹介したいと思います。
大切な時計のオーバーホールは、以下のような信頼できる時計屋さんに頼むことをお勧めします。
修理したヴィンテージ時計
時計のスペック
- メーカー:OMEGA
- モデル:Seamaster シーマスター
- 年代:1950年代
- 品番(ref):2677-10SC
- フェイス:シャンパンゴールド色のギョーシェ彫り
- フェイス経:34㎜
オメガの定番モデル、シーマスターです。
前オーナーはイギリスから返還前の香港のアンティーク時計屋さんで1995年に購入されたようです。
そのフェイスに惹かれて購入しました。
値段は決して安くはないですが、投資目的も兼ねてビットコイン投資金額から一部を現金化し購入しました。
前オーナーさんによると、ネットで探しても同じものが見つからないそうです。
(2677-9SC,11SCはあり、15〜20万円程度です)
オーバーホールを決めた理由
私はヴィンテージ商品を購入する際にそれが本来の用途で使えるかを重視します。
例えばヴィンテージデニムの場合、飾って楽しむだけではなく、それを実際に着用することができるかを大切にします。
それはヴィンテージ時計も同様です。
時計そのものの美しさや時代背景などももちろん重要ですが、これだけ古い品が今でも稼働し使用することができるという点に大きな魅力や愛くるしさを感じます。
この時計も問題なく稼働するのですが、バネを巻き上げてから数時間後には時差が生まれる状態でした。
調べてみるとオーバーホールが必要であることが分かりました。
他にも次のようなケースでオーバーホルの必要性を疑う必要があるようです。
オーバーホールが必要なケース
- 購入、もしくは前回のOHから3-4年経過している
- 時計が遅れる
- 自動巻きの持ちが落ちる
- 時計が全く動かない
- リューズ・ボタン・ケース等にサビが確認できる
修理を依頼する時計屋さんの選定
修理が必要なのはわかった。
...気になるのは値段だ。
時計のオーバーホール、殊、ヴィンテージとなるとその価格が高くなるのは想像に難くないです。
都内で対応してくれそうなお店に連絡をしてみました。
私が対応可否、および値段を確認したお店は以下の通りです。
これらのお店にコンタクトを取った理由はLINEで相談ができることと、ヴィンテージ時計対応が可能であったことです。
その中でも今回はゼウスさんにお願いすることにしました。
ゼウスさんにお願いした理由3つ
- 対応が極めて丁寧
- 値段が比較的安い
- オメガの対応実績が多く掲載されている
対応が極めて丁寧
ゼウスさんはLINEで問い合わせが可能だったのですが、一番リスポンスが早く、且つこちらの問い合わせに対してその豊富な知識から様々な提案をしてくださいました。
どの提案も押し売りではなく、ユーザー視点で時計を今後どれだけ使用したいか、どのような意図でオーバーホールを行うのかを考慮しながら意見出しをしてくださいました。
値段が比較的安い
上述の通り、オメガ純正のお店では通常オーバーホールのみで63,800円ほどかかるところが、こちらのお店では22,000円ほどでした。
あまりにも価格差があるので品質に劣る点があってはならないと思い、その理由を聞くと本来であれば開示しないような情報までまたこっそり教えてくださり、こちらのお店は信頼ができるなと思いました。
オメガの対応実績が多く掲載されている
メーカーによって仕様の傾向が異なる点があるため、確実に直していただけるお店に依頼をしたい思いがありました。
郵送、点検の後にやはり修理できない、では時間がもったいないので、その点で信頼のおけるお店に依頼をしたいと考えておりました。
以上の理由から、このお店であれば信頼ができると思い、迷いなく依頼をさせていただきました。
修理箇所
かなり古いムーブメントを使用しているためパーツは海外調達でした。
この辺もヴィンテージ時計の維持にお金がかかる所以ですね。
錆やパーツが折れていたりと散々な状況でした。
修理した箇所
- オーバーホール(22,000円)
- メインプレート(15,000円)
- バンド(10,000円)
- ゼンマイ(6,500円)・巻真(3,500円)・リューズ本体(8,500円)・裏蓋パッキン(1,000円)・裏抑えレバー(7,500円)
オーバーホール
少なくとも1995年からOHされていませんでしたので、OHは一丁目一番地としてマストな処置です。
メインプレート
巻き真がムーブメント本体に突き刺さり針の先送りなどを行うのですが、ムーブメント本体の穴がかなり摩耗しておりぐらつきがひどい状態でした。
修理しなくても時計としては動くようですが、きちんと直したかったので溶接や鑞付けなどの加工を行ってもらいました。これが修理費用としては最も高く15,000円でした。
バンド
元々なぜかロレックスの革バンドがついていたのですが、こちらも年季が入っており見た目は綺麗なものの、革が乾燥し今にも割れそうでしたので交換しました。
ゼンマイ・巻真・リューズ本体・裏蓋パッキン・裏抑えレバー
劣化が激しかったので思い切って交換しました。
修理リードタイム
見積問い合わせから修理された時計が手元に届くまで約40日でした。
詳しいフローと日数は以下の通りです。
修理中のやり取り
見積もり時にはユーザーの希望に適した方法を進めてくれます。
とても丁寧な口調で素人でもわかりやすいように画像と共に修理内容を教えてくれます。
何を治したかわからないけど高額になる車検とは異なり一つ一つ納得した上で修理をしていただけるので本当に安心して大切な時計を預けることができました。
まとめ:大切なヴィンテージ時計、安くて信頼できるお店を探そう
ヴィンテージ時計のオーバーホールと修理は当然割高です。
しかしヴィンテージ故にお金を出せばいつでも買えるものではなく、お金に反映されない独特の価値や哀愁を持っている大切な時計だからこそ、信頼できるお店にお願いしたいですよね。
高いと一言で言っても、いくつかのお店を比較することで納得のいく価格で修理をお願いすることは可能です。
ぜひ信頼できる時計屋さんを探してみましょう。
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