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【Levi's 805 66前期】激レア濃紺 ビンテージ|1970年代の生地感

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66前期 ビンテージ 、日々値上がりしていますね。

この前メルカリでLevi's 501 66前期 ビンテージ デニムを検索したら、濃紺でW30のゴールデンサイズ品が20万弱で売られていました。

66前期は本格ビンテージの中でも手を出しやすい価格帯と伺っていましたが、状態が良いものは簡単にぽちれるレベルではないようです。

今回は66前期と同時期の生地を使用しているものの、マイナーモデルである Levi's 805 濃紺 ビンテージについてご紹介したいと思います。

こんな方におすすめ

  • 1970年代の濃紺生地感を理解したい
  • そもそもLevi's 805とは

本記事の信頼性

デニゆき

この記事を書いている私は、

  • ビンテージデニム4本を所有(501XX・501ビッグE・501 66前期・505 66前期・507XX)
  • ファッションブログを2年ほど運用

本記事は、以下雑誌を参考に筆者の知識を加えて執筆しております。

(本ページは一部プロモーションが含まれています)

結論

  • 1970年代の生地感は天然インディゴ(藍染)で染められているため、藍染めならではの深い発色と手作業ならではの温かみと希少性がある(藍染めは1978年までとの見解あり*)
  • 805は、501よりも股上が浅く、細めのシルエットでジップフライを採用(ヒップが小さい日本人向けに作られたモデルとの推測あり)
  • 805はビックEとスモールeの両方とも存在
  • 805-0217は防縮加工のインディゴジーンズ
  • 805-0217は1966年頃から1968年頃までの約2​年間という期間に製造されていた様子

*cf. https://girl.houyhnhnm.jp/en/fashion/the_vintage_denims.php

早速詳細を見ていきましょう

1970年代 Levi's 805 全体

Picture 1: Levi’s 805 正面

全体的に濃いです。

これが50年ほど前の品であることにしびれます。

生地の状態もよく、リペアはありません。

膝にややあたりが見られますが、これから育て甲斐のある色の濃さです。

Picture 2: Levi’s 805 後面

驚くことに、ヒップのあたりもほとんど確認できません。

かかと部分がやや青くなっていますがそこまで目立ちません。

これまで ビンテージ といえば色が薄い、ダメージのイメージでしたが、ここまできれいな状態のビンテージ デニムを目の前にして感動しています。

ヒゲ

Picture 3: Levi’s 805 ヒゲ

光の加減でうっすらとひげが確認できます。

遠くからは全くと言っていいほどひげのあたりは見えません。

フロントボタン

Picture 4: Levi’s 805 フロントボタン

前のオーナーさんがボタンをラングラーのそれに変更しています。

着用する上では全く問題ありませんが、裏ボタンの番号を楽しみにしている私にとっては少々残念なポイントです。

Picture 5: Levi’s 805 ベルトループ

ところどころに黄色綿糸のステッチが確認できます。

私が所有している ビンテージ デニムの中でこの805だけが唯一黄色綿ステッチです。

紺色デニム×黄色ステッチのコントラストがたまりません。

Picture 6: Levi’s 805 コインポケット

コインポケットも黄色綿糸のステッチで雰囲気良しです。

TALON42 ジップフライ

Picture 7: Levi’s 805 ジップフライ

805モデルはジップフライなんですね。

501に慣れ親しんだ私はついつい着脱の際にバリっとボタンフライの様に開いてしまいそうです。

前のオーナーさんがジップテープ部分に赤い糸で補強を施しています。

黄色の綿糸とのコントラストが何とも言えません。

この個体の最も好きなディテールの1つです。

Picture 8: Levi’s 805 フロントインサイド

フロントボタン周りは黄色の綿糸が使われておりビンテージ感を醸成しています。

Vではなく並行ステッチです。

Picture 9: Levi’s 805 TALON42 ジッパー

こちらが噂のTALON42 ジッパーです。

TALONジッパーでも年代を識別することができるようです。

こちらのブログで紹介されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。

こちらのジッパーは60 - 80年代の「42」TALONジップで間違いないようです。

紙パッチ

Picture 10: Levi’s 805 紙パッチ

実にきれいに残っています。

805-0217がくっきりと読み取れます。

805-0217の生地は防縮加工のインディゴジーンズで作られています。

また、805モデルがレアと言われる所以でもあるのがその生産期間です。

805-0217は1966年頃から1968年頃までの約2​年間という期間に製造されていたようです。

そんな貴重なものが私の家にあると思うと感無量です。

でもこの子は育てると決めているので、大切に保管しておくのではなく、ガンガン履いていく予定です。(でも洗いません)

赤タグ

Picture 11: Levi’s 805 赤タブ

スモールeです。

色、文字ともにきれいに残っております。

生地が濃紺なので分かりづらいですが、しっかりと黒カンです。

ビンテージらしいですね。

その他ディテール

Picture 12: Levi’s 805 裾

裾はオリジナルではなく、シングルで裾上げされています。

総丈は103センチですので、オリジナルはかなり長かったものと想像します。(私は103センチでぴったり、少し短いくらいです)

あたりはまだ出始めであるので、これから履き込むことで表情豊かになるものと想像しています。

前のオーナーさんがカスタムを施しており、サイドが絞られスキニーシルエットに変更されています。

私は足が27センチと大きめなので、裾幅が15センチと短いこの個体は履くときに少しだけ突っかかります。

Picture 13: Levi’s 805 バックポケット裏

バックポケット裏はシングルステッチです。

Picture 14: Levi’s 805 スレーキスタンプ

スレーキのスタンプもきれいに残っています。

50年前のスタンプがこんなにくっきり残っていると思うとなんだか感慨深いです。

履き込めば必ず擦れて消えてしまうので、今写真に残せてよかったです。


いかがだったでしょうか。改めて Levi's 805 についてまとめてみましょう。

  • 1970年代の生地感は天然インディゴ(藍染)で染められているため、藍染めならではの深い発色と手作業ならではの温かみと希少性がある(1978年まで)
  • 805は、501よりも股上が浅く、細めのシルエットでジップフライを採用(ヒップが小さい日本人向けに作られたモデルとの推測あり)
  • 805はビックEとスモールeの両方とも存在
  • 805-0217は防縮加工のインディゴジーンズ
  • 805-0217は1966年頃から1968年頃までの約2​年間という期間に製造されていた様子

この個体は、生地のコンディションがピカイチです。

501で言うところの66前期と同じ生地であり、スレーキスタンプがあることからその中でも初期のものになります。

夏以外は濃いジーンズを履きたいのですが、ビンテージで濃紺を購入すると数十万に及ぶため、資金面の理由からレプリカを購入しようか迷っていました。

Levi'sのLVCの購入も考えましたが、それであればRESOLTやWarehouseも視野に入ってくるため、個人的にはLevi'sである必要性もないのかなと思っています。

そんなときのこの個体に出会い、805というマイナーモデルがゆえにお手頃に手に入れることができたので本当に良かったです。。。

でもやっぱり501 66前期濃紺が欲しい。

生地の状態が良いだけに、これが501の66前期だったら...と妄想してしまいます。

今後、いい出会いがありますように。(資金をためねば...)

この記事が少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

よろしければこちらの記事ものぞいてみてください。

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