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【Levi’s 507XX】リーバイス2ndモデル|ボタン裏17

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ついに、リーバイスのデニムジャケット507XX、通称セカンドモデルを購入しました!

ポイント

高騰が続くビンテージデニム。特に人気が高まっている個体の一つである、Levi's 507XX(セカンド)は現在でもおしゃれに着こなすことのできる貴重なアイテムです。値段は張りますが、確実に個体数は減っていますので、ご自身に合ったサイズ・状態が良いものがあれば前向きに購入検討してみることをお勧めします。

こんな方におすすめ

  • ビンテージが好き
  • リーバイスのビンテージデニムを探している
  • 507XXの仕様について知りたい

本記事の信頼性

デニゆき

この記事を書いている私は、

  • ビンテージデニム4本を所有(501XX・501ビッグE・501 66前期・505 66前期・507XX)
  • ファッションブログを2年ほど運用

2年ほど前から欲しいと思っていたのですが、その金額になかなか手が出せずにいました。

平日に高円寺のサファリさんに行くことができたので、サイズがぴったりで状態の良いものがあれば購入しようと心を決めてお店に向かいました。

なお、今回の執筆にあたっては、以下雑誌を参考にしています。

(本ページは一部プロモーションが含まれています)

リーバイス507XXの概要

リーバイス507XXは、デニムジーンズの中でも老舗ブランド・リーバイスの代表的なモデルの1つです。

通称「セカンド」。

独特のシルエットと高い耐久性が特徴で、世界中で愛され続けています。

デザイン的には、伝統的なアメリカンワークウェアのディテールが取り入れられており、非常にヴィンテージ感のあるデザインです。

リーバイス507XXは、カジュアルなスタイルにも合わせやすく、幅広い年齢層に人気があります。

リーバイス507XXは、世界中のファッションアイテムの中でもトップクラスの人気を誇るデニムジーンズです。

その魅力は、洗練されたデザインと高い耐久性、そして着心地の良さにあります。

購入した507XXレビュー

507XXのスペック

  • 年代:1950-60年代
  • サイズ:実寸38インチ
  • 肩幅:44cm
  • 袖丈:56cn
  • 身幅 (脇下間):45cm
  • 着丈 (襟の付け根から):63cm
  • 価格: 204,000円

程よい色落ちで、迫力があります。

穴あきやリペア跡もなく、状態は非常に良いです。

筆者作成
筆者作成

詳細を見ていきましょう。

赤タブ

筆者撮影

両面ビッグEです。

LEVI’SのVは均等です。

両面、劣化することなく綺麗に残っています。

前立て部分のフロントヨーク

筆者撮影

フロントヨークとは、トップボタンから直線に入ったステッチのことです。

襟付近から下に向かってのステッチが直線に伸びています。

ポケットのバータック部分ステッチ

筆者撮影

バッチリイエローです。

これがブラックやネイビーだとより古い革パッチになります。

袖付近のリベット

筆者撮影

こちらはビンテージデニムジャケット特有の仕様です。

もちろん507XXにもあります。

銅に加え鉄の成分が加えられている為、磁石を近づけるとくっ付きます。

ボタン裏

筆者撮影

画像では少し見づらいですが、ボタン裏の番号は17です。

一桁やアルファベットの場合、セカンドでも古い時代の個体とのことです。

リペアすべきか

普段着る上で、このままでも問題なく着用できますが、ダメージで気になる部分がリペアしても良いのではと提案を受けました。

ダメージには直した方が良いところと直さなくても良い部分があるようで、直した方が良いのは首の裏、袖口、肩と腕の接合部分の3つだと教えていただきました。

リペアをすると価値が落ちてしまうのではないかと思い質問すると、必ずしもそんなことはないそうです。

長く愛用するために必要なリペアは施した方が良い

というのがその店員さんのご意見でした。

リペアも大きさにはよりますが、1,000円や3,000円で直してくれることが多とのことで、思ったより気軽にリペアしてもらうことができそうです。

ビンテージデニムはなるべく洗濯しませんが、汚れが気になるときはこちらの高級洗剤で手洗いしています。

こちらの洗剤には、動物繊維の油分を保護する成分が含まれていますので、 インディゴが落ちづらく洗う度に繊維を保護してくれます。

購入までの流れ

さすがサファリさん、数が減ってきていると言われて久しいビンテージの服が所狭しと並んでいました。

お目当てのセカンドモデルも、陳列されているものだけで軽く2、30着はありました。

その中からサイズ、状態が合いそうなもの、且つ20万円台のものに絞り、全部で4枚試着を試みました。

507XXを2着、セカンドモデルにブランケットがついているモデル(517XX)を2着を持って試着室に向かいました。

どれも良い状態でしたが、本命は507XX。

ブランケットが付いている517XXも大変魅力的なのですが、着用シーズンが限られることからできれば507XXが良いなと考えていました。

1着目に試着したのは24万円の507XX。

着用時の様子

アタリが綺麗に入っています。

サイズも良さげでしたが、色落ちの様子が筆者には少し派手かなと思い、2着目へ。

2着目は今回購入した20万円の507XX。

着用時の様子

肘裏のヒゲは確認されませんでしたが、程よい色落ちでこれなら普段使いしても問題なさそうです。

517XXの試着をせずに試着室を出て店員さんにサイズ感や状態でおかしなところがないか念のため確認しました。

筆者は当日、ニットを着ていたので少し普段よりサイズはきつめになりますが、それでも2着目に試着した507XXは程よいゆとりがありすっきりとした印象でした。

店員さんもジャストサイズとおっしゃってくれました。

店員さんによると、ビッグサイズが流行っているが、ビンテージは大きいサイズで着用するとそのうち飽きて着なくなってしまうのでなるべくジャストサイズでの着用をお勧めしているとのことでした。

サイズ、状態の割に値段がお手頃な理由を聞きました。

その理由は、色落ちが激しくなく、いわゆる「雰囲気系」と呼ばれるマイルドな仕上がりであることと、サイズが小さいのでこの値段であるとのことです。

同じサイズで色落ちがそれなりだと、30万、40万はいってしまうそうです。

最後に改めて着用しおかしなところがないか確認して購入を決意しました。

年代についても店員さんに確認しました。

ボタン裏の番号が17と2桁であること、赤タグが両面であること、ポケット部分のバータックがイエローステッチであることから、50年代後半から60年代前半だろうとのことでした。

Levi's 507XXとは

507XXは506XX(通称、1stモデル)の後継として1953年に登場したモデルです。

507XXは着丈が短めであり、フロントプリーツを備えるなど伝統的な特徴を継承しています。

筆者撮影

前モデルの506XXから胸ポケットの数が1つから2つに変更となったところが外観上の大きな特徴です。

507XXには大きく分けて革パッチと紙パッチの2モデルに分かれます。

革パッチモデルの方が古く、その特徴は前立ての部分のステッチが第2ボタン付近の生地の切り替え部で折り返されています。

また、筆者が今回購入した際にも店員さんが確認していた胸ポケットのバータック。

こちらが皮パッチのものだと黒いステッチで縫われています。

また、裾部内側の縫い方も革パッチと紙パッチで異なります。

革パッチの場合、上がチェーンステッチ、下がシングルステッチです。

革パッチ→紙パッチへ移行する過渡期のモデルは、裾下がチェーンステッチのものも存在します。

紙パッチのモデルは、1950年代後半頃から1962年頃までの約12年間に生産されたとされています。

紙パッチの507xxの前立てのステッチはヨーク部を超えて上から下へ突き抜けて入れられています。

また、紙パッチ507xxでは、ポケット取り付け強化のバータックの糸の色はオレンジまたは黄色です。

革から紙パッチへの移行期と以降の紙パッチ507xxでは、裾下は上下ともチェーンステッチです。

筆者撮影

筆者の購入した個体はステッチが劣化しており確認することが叶いませんでした。

袖部の取付け強化リベットの素材について、紙パッチの507xxのリベットは磁石を近くに寄せるとくっつきます。 

尚、このようにジャケットにリベットが使われているのは、507XXまでです。

また、フロントプリーツも507XXまでです。

507XXセカンドはヴィンテージジャケットの最終型とも言えます。

まとめ:運命的な出会いには抗えない!

日々価値が高騰しているデニムアイテム。

何十万、何百万の価値があるかどうかは置いておいて、ビンテージアイテム1点1点にしか出せない魅力が間違いなくあります。

軍資金を貯めて腹を括っても必ず買えるかは分かりません。

良いサイズ、状態のものと出会ったときに購入できるよう、日々待ち構えておく必要がありそうです。

このレベルのビンテージ品は一生物だと思いますので、出会いを大切に、ここぞという場面では購入を検討されても良いかもしれません。

この記事が少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

よろしければこちらの記事ものぞいてみてください。

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