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【1985年製のLevi’s 501】タグの見分け方|リーバイスジーンズ

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困っている人
80年代のリーバイスを購入したのだけど、どうやって年代を調べるの?

そのようなお悩みにお応えします!

今回は、リーバイスファンやコレクターなど、1980年代のリーバイスの年代を知りたいと思っている方に向けて執筆しました。

80年代に製造されたリーバイスを購入したけれど、どうやって年代を調べれば良いかわからないとお悩みの方もいるかもしれません。

この記事では、1980年代のリーバイスを識別する方法を紹介していきます。

リーバイス501のディテールも解説するので、ぜひ参考にしてください。

こんな方におすすめ

  • 1980年代リーバイスの年代識別をしたい
  • 1980年代501のディテールを知りたい
  • 内タグの読み方を知りたい

本記事の信頼性

デニゆき

この記事を書いている私は、

  • ビンテージデニム4本を所有(501XX・501ビッグE・501 66前期・505 66前期・507XX)
  • ファッションブログを2年ほど運用

本記事は、以下雑誌を参考に筆者の知識を加えて執筆しております。

(本ページは一部プロモーションが含まれています)

リーバイス501の年代判別法:ディテールを見てみよう!

リーバイス501の年代を判別するために必要なディテールについて詳しく説明しています。

この記事を参考にして、あなたのリーバイス501の年代を特定してみてください。

リーバイスの年代を判別する方法はいくつかありますが、まずは内タグの見分け方を紹介します。

1980年代のリーバイスの内タグは前期と後期でやや読み方が異なります。

1980年代前半

de-suke blogさんより引用

数字の羅列のみで構成されており、数字はだいたい3行に分かれています。

年代を見極めるために必要な製造年月と工場番号は一番下の行に記載されています。

左から製造月・製造年の下2桁・工場番号です。

例えば「5 80 25」と書かれていたら、1980年5月に25番工場にて製造されたものとわかります。

1980年代後半

1980年代後半のモデルの内タグは、情報量が増え、7行となっています。

6行目に工場番号、7行目に製造年月が記載されています。

1980年代前半と異なり、製造年は下1桁のみの記載であり、製造月と製造年の数字が繋がっています。

例えば6行目に「551」、7行目に「097」と書かれていたら、1987年の9月に551工場で製造されたものであることがわかります。

内タグが欠損している場合

80年代の個体でも、内タグが欠損していたり薄くなっていて読み取れないことはあります。

そんな時にどこを見たら年代識別ができるかご紹介します。

セルビッジ

パンツの側面に赤耳がついているものは、1986年より前に製造されたものです。

ただし、赤耳がついていなくても、1980年前半に製造されたものがあるため、要注意です。

また、アウトシームの脇割部分の糸の色も重要なディテールです。

  • 1986年以前:セルビッジ(赤耳)付き
  • 1980年以降:アウトシーム脇割り

脇割部分の糸

1980年には白糸、1981年〜1983年頃には金糸(橙糸)が使われ、1983年頃以降は再び白糸が使われるようになります。

白い糸が使われている場合は、1980年か1983年以降に製造されたものとわかります。

脇割の場合はその意図でさらに年代識別を行うことができます。

多くのケースが以下のようになっています。

  • 1980年:白糸
  • 1981年〜1983年頃:金糸(橙糸)
  • 1983年頃〜:白糸

白の場合は1980年か1983年以降のものだとわかります。

カンヌキ

次に、カンヌキの部分も注目です。

カンヌキはバックポケットの付け根を止めるために使われる糸で、1982年以前に製造されたものは紺色または黒の糸が使われ、それ以降は橙の糸が使われるようになります。

実際に年代識別してみた

筆者の所有するリーバイス501を例に年代識別をしてみたいと思います。

内タグが残っているので、さっそくそちらを見ていきます。

筆者の所有する501

筆者の所有するリーバイス501は、内タグに数字が6行に渡って記載されているため、1980年代後半に製造されたものと予測されます。

最下行の数字を見ると、「08 105」となっており、これにより1985年10月に製造されたものであることがわかります。

また、脇割り部分の糸は橙色で、カンヌキ部分も橙色であることから、このディテールで年代を判別できることがわかります。

筆者の所有する501

カンヌキ部分も橙色です。

筆者の所有する501

1985年製501のディテール

数年前にベルベルジンで手に入れた、1985年製の501ジーンズの詳細を紹介します。

ジーンズのサイズや状態、製造工場の刻印など、細かいディテールを詳しく見ていきます。

数年前にベルベルジンさんで購入しました。

スペック概要

  • ウエスト:40 cm ×2
  • 総丈:102 cm
  • 股上:29 cm
  • 股下:70 cm
  • 裾口:20 cm ×2

現在でも人気のある501のモデルであり、かつてはワーキングマンたちに愛され、多くの人が愛用していました。

フロント

このジーンズのフロントは、ダメージは少なく、土被ったようなインディゴ色に変化しています。

左腿あたりにシミが確認できますが、洗っても取れないようです。

膝回りを中心に白っぽくあたりが出ていますが、バキバキに濃淡が出ているわけではありません。

むしろ、グラデーションがかかっているようにも見えます。

トップボタンの裏には、製造工場を示す「653」という刻印が確認できます。

バック

後ろも土被ったように茶色くなっています。

右ポケットに財布か何かを入れていたのでしょうか。

白くあたりが出ています。

ハチノスはうっすらと確認できる程度です。

紙パッチは欠損しています。

赤タブはスモールeです。

まとめ:年代を絞るディテールを確認しよう!

「古着について知りたい!どのように年代を特定すればいいの?」とお悩みの方へ。

古着の場合、紙パッチが欠損していることが多々あります。また、内タグも残っていても、色あせて読み取りにくいことがありますよね。

そんな時は、カンヌキやトップボタン裏刻印など、残されたディテールを確認することで、大体の年代を特定することができます。

ディテールを一つ一つ確認する作業は、まるで謎解きのようで楽しいですよ!

ぜひチャレンジしてみてください。

古着に興味のある方、ファッションに敏感な方、古着を扱うお店のスタッフの方など、様々な方に役立つ情報です。

この記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

よろしければこちらの記事ものぞいてみてください。

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