そのようなお悩みにお応えします!
ポイント
オールデンのVチップはアメリカの伝統感満載。その中でも961
こんな方におすすめ
- オールデンコレクター
- 大人の良質な靴が欲しい
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、
- オールデンを5足所有(54441・986・2161・975・961)
- ビンテージデニム4本を所有(501XX・501ビッグE・501 66前期・505 66前期・507XX)
- ファッションブログを2年ほど運用
【Levi's 501XX】ヴィンテージデニムの王道|購入したリーバイス501XXをご紹介
【Levi's 66前期】1977年製のビンテージデニム|高円寺Safariにて購入
【ビッグE】イタリア人から購入した Levi's 501ビンテージデニム| ビッグE を年代判別のディシジョンツリーとともにご紹介
今回の執筆にあたってはこちらの雑誌を参考にしています。
(本ページは一部プロモーションが含まれています)
オールデン961の経年変化
早速筆者の所有するオールデン961の経年変化についてご紹介します。
961のスペック
- 素材:カーフ
- ラスト:アバディーン
- 色:ブラック
- サイズ:US8.5D
- アウトソールサイズ:縦 29cm 横 9.8cm
日本サイズだと26.5cmですがウィズがDとほんの少しスリムなモデル故、使用感としては26cmほどです。
サイズに関しては、こちらで詳しくまとめています!
全体
Uチップのラウンドトゥがアメリカの伝統的な雰囲気を醸し出しています。
手縫いによるスキンステッチで縫合されたモカ部がなんともいえない迫力です。
表から入れた針を裏へ出さないよう通し、波打つような紋様を表現するこの特殊な縫製ができるのは、工場でも2人の職人だけとのことです。
アッパー部分にはキメ細かく柔らかいカーフスキンが使用されており、履き心地も非常に良いです。
アッパー部分に履き皺が入っております。
頻繁に手入れをしていますので革の痛みなどはありません。
1点、アスファルトにぶつけてしまい、左アッパーの親指の付け根あたりに5mmほどの傷が入っています。
それ以外に目立った傷や汚れはなく革の質感はしっかりしております。
サイド
横の部分には特に大きな経年変化は確認できません。
足の指あたりに履き皺がありますが、くるぶしや踵部分は芯がしっかりしており、新品と大きな変化は見受けられません。
かかと
ヒールは鳩目仕上げ、裏地はグローブレザー、インソールは植物性タンニンなめし革を使用しています。
毎回、シューホーンを使って履いていますので、もちろんかかと潰れはなく綺麗な状態です。
内側のレザーに少しかすれが確認されますが、リペアが必要というわけではなく、まだまだ着用することができます。
かかとの縁に施された黒いパーツも劣化なく綺麗な状態です。
インソール
通気性に優れ、長く履き続けられるインソールは、時間とともに足の形に馴染み、カスタムメイドのようなフィット感を実現します。
インソールの下にはコルクの層があり、弾力性と断熱性を高めています。
Alden New Englandの靴はすべて、強化スチール製のシャンクを使用しています。
このシャンクは、上質なウェルトシューズやブーツの骨格となるもので、一日中快適に過ごすために必要な適切なサポートを提供してくれます。
オーク材でなめした革は、工場でアウトソールにカットされ、品質が最大限に管理されています。
インソール内のAldenロゴは摩耗で読み取ることができなくなっています。
仕事で着用する際は朝から晩まで履いており、さすがに3年も経過するとこの辺りに変化が見られるようになります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
宜しければ、Aldenに関するその他お勧め記事にも目を通してみてください。
【Alden/オールデン】サイズ早見表|サイズ感を実体験から解説
【Alden 975 】オールデンロングウィングチップ|2年後の経年変化
【Alden 54441】Vチップ カーフレザー|購入から2年後の経年変化レビュー
【Alden 2161】ストレートチップ コードバン|購入から2年後の経年変化レビュー
【Alden 986】ペニーローファー|購入から2年後の経年変化レビュー
【Alden】ビンテージスチールをオールデンにカスタム|使用感レビュー
シューズケアの方法
シューケアに最適なのは馬毛のブラシです。
そうそう、ブラッシングの際には履き皺の汚れも書き出す必要があるので必ず、シューツリーを入れてから行いましょう。
シダーでできたシューツリーは湿気や匂い取りの役目もあり何かと重宝するので、筆者はいくつかまとめ買いしました。
ブルームを防ぐのに非常に優れています。
靴がくすんできたら、できるだけ長い時間ブラッシングしましょう。
コンディションを整えるのはどうしても必要なときだけ。
私の場合は年に数回の頻度ですが、定期的に靴を履く人はもう少し頻度を高くしてもいいかもしれません。
汚れ落としのクリームは、カルナバワックスが革に自然なつやを与えると同時に、汚れや水から保護してくれるこちらを使っています。
クリームは 定番のSaphirを使っています。
クリームをシューズに塗り込んだり、余分なクリームを拭き取るためのクロスは毎回綺麗なものを使うようにしましょう。
クリームを等する際に筆者は、ブラシで有名な浅草のかなやさんのブラシを使っています。
キメが細かくクリームの馴染みが全然異なるのです。
靴の表面に磨きをかける場合には、こちらの専用豚毛ブラシがお勧めです。
筆者は気が向いた時にワックスとハンドラップを用いて、表面がまるで鏡のように仕上がる「鏡面磨き」を行います。
仕上げに山羊毛ブラシ、もしくは専用グローブクロスで磨き上げ完成です。
他のブラシ同様、色移りを避けるためシューズの色ごとに分けて使う方が良いでしょう。
まとめ:ビジネスでもカジュアルでも大人な雰囲気を味わえる!
筆者はビジネス用にオールデン961を購入しました。
Vチップは比較的カジュアル寄りの仕様です。
ビジネスシーンでの着用可否は会社の雰囲気にもよるかと思いますが、オフィスカジュアルの機会が増えてきている昨今、ちょうど良いバランスで履くことができるので非常にお勧めです。
ビジネスシーンでの着用が難しい場合でも、今回ご紹介した961であれば、足元を綺麗に演出してくれますので、上半身を今流行りのビンテージスウェットでカジュアルにした際に大いに活躍してくれるでしょう。
高級シューズであるオールデンならではの職人によるモカシン縫いが大いに楽しめる961。
あなたの靴箱に1足加えてみてはいかがでしょうか。